安全対策製品
クリヤー塗料 トップコートSTP 水性
スリップ防止用特殊アクリルシリコーン系塗料
下地の意匠はそのままに、滑り止めと下地保護を実現。美観と安全性の両立を求められる環境に最適な塗料です。
トップコートSTP(水性)5つの特長

F☆☆☆☆対応、低VOC水性タイプです

硬化乾燥後は透明になります

強靭な塗膜を形成し耐久性に優れています

無機素材に対して強力に接着します

下塗り不要、速乾で工期短縮ができます
施工事例

住宅アプローチのタイル

石材タイル

階段
※タイルの種類や下地の状態によっては密着しない場合があります
荷姿
広面積用セット※受注生産
塗布面積:約80m²
・主剤15kg
・硬化剤1.5kg

小面積用セット
塗布面積:約10m²
・主剤2kg
・硬化剤0.2kg

適応箇所
・滑りやすい石材やタイルの階段 ・水に濡れると滑る床面・コンクリート面 など
耐薬品性
スポット試験 24時間(JIS K-5600-6-2)
評価/目視判定 ◎:異常なし ◯:やや変化あり △:変化あり ×:不良
無機酸 | 塩酸 10% | ◎ |
---|---|---|
硫酸 10% | ◎ | |
硝酸 10% | ◎ | |
有機酸 | 酢酸 10% | ◎ |
乳酸 10% | ◎ | |
クエン酸 10% | △ | |
アルカリ塩酸 | 水酸化ナトリウム 10% | ◎ |
アンモニア 10% | ◎ | |
次亜塩酸ナトリウム 660ppm | ◎ | |
有機薬剤 | エタノール | ◎ |
アセトン | ◎ | |
ホルムアルデヒド 10% | ◎ | |
油脂類 | バター | ◎ |
ガソリン | ◎ | |
菜種油 | ◎ | |
食品類 | 飽和砂糖水 | ◎ |
飽和食塩水 | ◎ | |
レモン果汁 | ◎ |
※その他試験データは担当者にお問い合せください
滑り抵抗値(BPN値)
条件 | 施工前 | 施工後 | ||
---|---|---|---|---|
下地 | DRY | WET | DRY | WET |
エポキシ床材 | 99.2 | 27.4 | 97.6 | 60.8 |
滑り抵抗値測定機器開発元の英国道路研究所による指標
66以上 高速走行でも必要条件を満たす
55以上 非常に悪条件でなければ満足できるレベル
45以上 良好な条件下では満足
45未満 著しく滑りやすい
仕様
条件 | 主剤 | 硬化剤 |
---|---|---|
配合比(重量) | 10 | 1 |
消防法 | 非危険物 | 第4類第三石油類 |
標準工法・作業手順
軽歩行仕様[1回塗り]適応下地 : タイル、コンクリート、樹脂塗装※1
標準施工仕様(適応箇所歩道床面のタイル、コンクリート、石材、木材等) | ||||
---|---|---|---|---|
工程 | 材料名 | ㎡あたり使用量 kg/㎡ |
上塗り 可能 時間 |
備考 |
1 | 下地調整 | ー | ー | ・ 下地にワックス・油分がある場合は完全に除去してください ・ 新設コンクリートは十分に養生を行い、レイタンスなど不純物を除去してください ・ 塗装の前にホコリ、泥、カビなどの異物を除去してください また、清掃に水を使用した場合は良く乾燥させてください ・ 既存床材に塗装する場合は、必要に応じて研磨等処理を行ってください ・ 既存塗膜の強度が不足している場合は、不具合の原因になりますので密着不良部の除去、補修の後、作業を行なってください |
2 | トップコートSTP水性 | 0.2 | 歩行解放 2時間(25°C)※1 |
・ 硬化剤混合の前に、主剤に骨材が配合されているため、予め主剤だけを電動攪拌機で攪拌し、骨材を均一にしてください その後主剤:硬化剤=10:1(重量比)の割合で計量、混合の後、電動攪拌機にて良く攪拌し、中毛ローラー、ハケにてムラにならないよう塗装してください。塗装後は硬化するまで施工箇所に触れたり立ち入ったりしないでください ・ 硬化剤は粘度が高いためしっかりと全量を容器から出し切ってください。また、小分けする場合は計量をしてください ・攪拌後は1時間以内に使い切ってください。(20°C時) ・ 作業中も骨材が沈澱する場合があります。時折攪拌してください |
※1施工箇所で水を使用する場合は、塗装後、24時間以上経過してから使用してください
上記の工法は標準的なものであり、現場状態によって仕様が変更になる場合があります
施工例


[施工箇所について]
- 2回塗装を行う場合は、2回目の塗装は1回目の塗装から2時間以上あけて塗装してください(25℃時)
- プールの中など常に浸水する場所では使用しないでください。剥がれの原因になります
- 下地によっては施工後、汚れが目立つ場合があります
- 滑り止め効果は施工や使用の状況によって異なり、全ての状況において滑らない事を保証するものではありません
- コンクリート面に塗装しますと、濡れ色になり、未塗装面と比較すると色差が発生します
[塗装条件・気候について]
- 気温5℃以下、または湿度80%以上での施工は不具合の原因になりますので避けてください
- 水性につき冬季の保管は凍結に注意してください。一度凍結しますと使用できません
- 冬季などご使用条件により硬化時間が長くなります。しっかりと時間を設け確認の上で開放してください
[下地処理について]
- 上記標準施工仕様の下地調整の部分を参照してください
- 有機素材の床材(エポキシ、ウレタン、MMAなど)は、表面調整剤、ワックスなどが床材表面に浮き上がっている場合が多いため表面を研磨してから塗布してください
[塗装下地について]
- 塗り床材・タイル・石材等、下地の材質により密着性が異なりますので、事前にテストするなど確認をしてください
- タイルについて、吸水率が多いものや特殊処理・コーティング処理をされているものについては密着性が弱くなることがあります
- コンクリートは打設後4週間養生後、施工してください。養生期間の不足はコンクリート中の水分やアルカリの影響により密着不良を起こす原因になります。(数値の目安として、含水率:コンクリート含水率測定器にて5%以下、アルカリ:ph9.5以下)
- 強化コンクリートや強く締め固められたコンクリートについては、現場状況により密着が弱くなる場合があります。事前に確認してください
[その他]
- 材料の詳細情報が必要な場合はSDSをご参照ください
- 予告なく仕様が変更になる場合があります